アーモンドダイエットとは。。。
アーモンドを食べるだけの減量方法です。
事実、慶應義塾大学医学部の井上浩義教授は、自身の著書『アーモンドを食べるだけでみるみる若返る!』の中で、毎日1日25粒のアーモンドを食べた男女8名が半年で3~4kgの減量成功した、という実験結果を紹介しています。
アーモンドを好きなタイミングで食べられて無理な食事制限もないうえ、便秘解消やシミ、そばかすの改善など美容効果が見込めるため、「3食きっちり食べながら老けずにきれいに痩せたい!」という方にぴったりのダイエット方法です!!
アーモンドにダイエット効果がある理由とは。。。
●糖質の吸収を穏やかにする
アーモンドは、糖質の上昇を穏やかにする働きが見込めます。うどんやパスタ、親子丼、ラーメンといった炭水化物を多く含む食事を摂る前には、アーモンドを数粒食べておけば、食後の血糖値の上昇をおさえることができます。
血糖値が急激に上がると脂肪の分解を助けるインスリンの分泌が追いつかず、体に脂肪がつきやすくなってしまいます。そのため、炭水化物の多いものを食べるときや時間がなくて早食いをするときは、食前にナッツを食べておきましょう♪
●満腹感を得やすい
アーモンドは硬めの食感で咀嚼回数が増えるため、満腹中枢が刺激されて少量でも満腹感を得ることができます。一度に食べる量と摂取カロリーが減るため、無理なく減量できるのです。
●腸内環境が改善される
アーモンドは、100gあたり10.4gの不溶性食物繊維を含んでいます。水分を吸収して便を柔らかくしたり、腸を刺激したりするため、毎日食べ続けることで腸のぜんどう運動が活発になり、便通の改善が見込めます。
また、腸内環境が改善されることで体内の老廃物が排出されるため、ニキビや吹き出物といった肌トラブルも解消できます。
●腹持ちが良い
アーモンドの食物繊維の含有量は、100gあたりおよそ10.4g。アーモンドは、食物繊維が豊富なことで知られるサツマイモ(2.3g)、レタス(1.1g)と比べると、約9倍近い含有量を誇ります。不溶性食物繊維は消化が遅く、水分を吸収し胃の中で膨れる特性を持つことこと、少量でも満腹感を得やすいダイエットの味方です。
●肌の調子が良くなる
アーモンド100gあたり、約35gのオレイン酸(不飽和脂肪酸)が含まれています。オレイン酸はシミやシワの原因となる活性酸素を除去する働きを持つことから、高いアンチエイジング効果が見込めます。
また、乾燥で硬くなった皮膚に潤いを与えて柔らかくするため、ターンオーバーのリズムが改善し、シミやそばかす、肌のざらつきなども解消することができます。
●基礎代謝がアップする
体の基礎代謝を上げることはダイエットを成功させる一番の近道である、と言っても過言ではありません。
アーモンドが持つ豊富なビタミンEには、血管を広げて血の巡りを良くし、体の代謝を促す役割があります。さらに、オレイン酸(不飽和脂肪酸)が血中の悪玉コレステロールを減らして血液をサラサラにするため、基礎代謝アップによって大きな減量効果が期待できるのです。
●アーモンドダイエットの注意点
食事の前に軽く何粒か食べるだけで、減量もできて美肌も手に入れられるという一石二鳥なアーモンドダイエット。しかしながら、食べる量やタイミング、選ぶ商品を間違えてしまうと、生活習慣病や肌荒れを引き起こす可能性もあります。そのため、アーモンドダイエットをはじめる際は、以下の項目に十分注意しましょう。
体への糖の吸収をおさえて痩せやすくすることが目的のアーモンドダイエットなのに、必要以上にカロリーを摂取してしまうと思うように減量できないかもしれません。摂取量にはくれぐれも注意しましょう。
●食べるのは食事の1~2時間前
アーモンドを食べるベストな時間は、食事をする1~2時間前です。
食物繊維は体内に取り込まれてから1時間~1時間30分後に水分を吸収して膨張し、その後3~5時間ほど胃の中に滞在するといわれています。
●味付きアーモンドは控える
塩や砂糖、シナモンなどの味が付いたアーモンドは避けましょう。ついつい食べすぎてしまい、塩分や糖分の過剰摂取によって体調不良を起こしてしまうかもしれません。味の付いていない素焼きアーモンドや無塩アーモンド、もしくはローストアーモンドがおすすめです。